dep インタービュー

他のアーティストと繋がったりと色々な刺激になっています。それに、エコが身近になったことで、初めて意識するようになりました。何よりも私がdepに参加して、友達や知り合いがエコやアートに関心を持つようになりました。また、その子が他の友達に話す事で私の活動を広げてくれるキッカケにもなっています。

今回は来ていただいたお客さんの中に、告知を見て来る日にちまで決めて来ていただいている方や、今日で二回目です。などあまり今までになかった出来事があっていい経験をさせていただきました。それに、コンセプトとして描いた絵を購入して下さった方がいて、額も合わせて提供しているのでそれも気に入っていただけてとてもうれしかったです。お客さんの意見も回を重ねるごとに変わってきているのでとても勉強になります。

元々、アニバーサル・ユースという会社がレディースブランド「インナー・チャイルド」を立ち上げる時にお声をかけて頂いてから、現在までいくつかお仕事をさせていただいています。そこからユナイテッドアローズと繋がるようになりました。それに、インナー・チャイルドが素材をオーガニックにこだわっている事もあり、前々からエコに近いところで活動させていただいていました。depから声をかけて頂いた時は、やっぱり私はエコや環境に繋がりがあるんだなと感じました。

絵を描くときに、思い浮かんだ物語などを形にするようにしています。単純に相手に伝わるような分かりやすいシチュエーションの絵は描かないように心がけているんです。絵の中のストーリーを感じていただけているのはうれしいです。まだまだ、自分では納得のいかないことが多いんですけどね。

色をのせる時に自分の中で決めている事があって、ひとつの色をのせる時も必ず違う色を混ぜるようにしています。色をのせる場所にも気を使い、強調したいところには強く色をのせ、強弱をつけています。時には、わざと濁ったように色を混ぜるなどの配色もします。昔は、水彩画のような均等な色の混ぜ方をしていたんですが、今の描き方になるまではとても試行錯誤しました。

昔はどのような絵を描きたいのかは定まっていませんでした。べた塗りの絵を描いてみたり、太い線の絵を描いたりもしました。10年くらい前まではドローイングで、人物をもっとリアルな描写で描いていましたが、自分の中ではしっくりときていませんでした。そこで、少し崩した感じの表現になり、描き方も今のような描き方に変わっていきました。まだまだ、自分では崩していきたいと思っているんですが。

以前、個展のDMで使用したイラストです。このイラストでは、自分の好きな動物や植物を表現し、色のコントラストや混ざり具合などで新しい色が現れ、偶然深いカラーが良く出たので気に入っています。同じ色同士を混ぜても毎回同じパターンや色は再現出来ないので、この絵はすごく気に入っています。

難しいですね。普段は周りの人からどんな絵を描いていますか。と聞かれた時も絵の表現手法を答えてしまう事が多いんです。しいて言うとすれば、絵本的なイメージで絵の中から感じるさまざまなストーリーや感情が、伝わるように表現できればと思っています。

絵本『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックに『モンテギューおじさんの怖い話』のデイヴィット・ロバーツが好きです。それと、天井桟敷という劇団のポスターなどを描かれていた時の宇野亜喜良がすごく好きです。好きなイラストレーターやアーティストは男性の方が多く、どこかリアル感のあるものに惹かれます。他にエロール・ル・カインの『キューピットとプシケー』という絵本のイラストで、黄色と黒で構成された絵がすごく魅力的なんです。

伊藤さんのイラストですね。モチーフが似ているというのもあるんですが、繊細でいてひとつひとつのモチーフが重なり合ってスペース全面を使った構成がすごいなと思います。

極力ペットボトルを買わないようにしています。元々、分別はしっかりしていたんですが、そもそもペットボトル自体買わなければもっと資源を無駄にしないんじゃないかと思い、最近ではタンブラーにお茶を入れて持ち歩くようにしています。

決まっている予定はないんですが、個展はこれからも続けていこうと思っています。私の中で、やりたい事の範囲を狭くしないように少しでも興味を持った事には挑戦していきたいです。アパレルのお仕事にはこれからも携わっていきたいですし、本が好きなので装丁にも挑戦してみたいです。その中でもプラス、何か意味のある事に繋がっている活動が出来ればとても素敵ですね。

小野 マサミ
dep artist 0005
小野 マサミ
Masami Ono
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プロフィール

大阪府出身。創造社デザイン専門学校 視覚デザイン学科IL専攻 卒業。デザイン会社勤務等経て2000年よりフリーイラストレーターとして活動中。
繊細で、可愛くて、怖さのあるイラストを中心に描いている。雑貨販売、CDジャケット、アパレルデザインなどを手掛け、展覧会 『2001-6 Gallery 80』『2002-8 ARTWAD'S』『2003-12 Gallery mado』『2006-4 GINZA Koshin Gallery』『2009-9 LAPNET SHIP』等、その他企画展にも参加。

 
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